2012年12月3日月曜日

江川紹子さん講演会 覚え書き 2 冤罪事件

江川紹子さんは、早稲田大学政治経済学部を卒業後、神奈川新聞社で社会部記者をしていて、その時に体験した「山下事件」が冤罪事件に対して関心を持つ大きなキッカケとなったそうです。




1. 冤罪事件の例


といった冤罪事件の簡単な紹介。

やってもいない犯罪を、拘束後のたった数時間で自白させられてしまうことの恐ろしさ。

2. 冤罪であることが確定したあとの検察側の対応について

検証は検察内部で行われるだけであり、「外の目」が必要。

3. 最高裁判所裁判官国民審査について

  • 最高裁判所は誤った判決を行ったことを、検証しようとしない
  • 国民審査に際し、判断材料を有権者に積極的に提示しようとしていない

少なくとも上記の2点を理由に、今度の国民審査では全員に×を付けて投票することで、意思表示をしてみてはどうか(←白票では信任したのと同じことになってしまう)。

後に冤罪であることが確定した事件で、誤って有罪判決を下した裁判官がペナルティも何もないまま順調に出世街道を歩んでいるケースが見られる。