この写真では右側手前と奥にしか写っていませんが、全部で4本の「御柱」が回りに建っています。この「御柱」は、その場所柄、「天空の御柱」とも呼ばれているそうです。
御柱祭りが行われるということからも、諏訪大社に関係する神社であることはわかるわけですが、
昔の霧ヶ峰一帯は優良な牧草地帯として麓の住民に手入れをされてきました。
その頃から山の神様という信仰や、山の鎮守と作業の安全を目的としたに小さな社が建てられ、この地域に働く住民たちの手によって守られてきました。
この文章の「昔」とか「その頃」というのがいつの時代を指しているのかわかりませんけれども、すぐ近くには日本史でお馴染みの黒曜石の採掘場所や各種遺跡が点在していることから、車山も大昔から人の活動があった場所だったことでしょう。
元々は作業の安全や天候の安定などを祈願する素朴な信仰から山頂に漠然と神様を祀ったものが、後に諏訪大社の小宮というカタチに整理されたということなのかもしれませんね〜。