医療がうまくいかないリスクが高い場面では医療を控えることを「萎縮医療」と言います。飛行機で医者が手を上げないことは、この萎縮医療の典型例です。「人命を救うことを志した医師ならばリスクを取れ」という意見もごもっともですが、医師にも生活があり、家族があることを知って欲しいと思います。医師の善意のみに大きく頼ったシステムは、なかなかうまくいかないでしょう。
善意に頼りきりというのはねぇ。
航空会社だけでなく、鉄道会社や旅客船を運行する会社などもそうでしょうけれど、本来はそうしたところからこうした緊急時の医療行為に関する法整備を訴える動きが出ないとダメなのではないでしょうか?