2017年7月10日月曜日

さんまのお笑い


しっかりとするべきところはしっかちとした上で笑いを取りにいって、しかも美味しいところは主役にさりげなく渡すという素晴らしさ。

でも、さんまの持ち味が最も発揮されるのは、素人が相手の時ではないかと思います。


自分の中で「芸事」というのは、将来的な到達度や完成度はともかくとして、師匠から弟子に、あるいは兄弟子から弟弟子に芸を伝えるノウハウを伴うものだと思っているのですが、さんまの場合はさんまだけの笑いであって、他の誰も受け継ぐことができないものですから、一代限りのはかなさを感じるというか惜しいというか、そんな気持ちになりながら彼の笑いを楽しんでいます。