内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也〈ゆうや〉)さんが17日、肺炎で死去した。79歳だった。葬儀は近親者のみで行う。
自分にとって、内田裕也さんのイメージは映画「十階のモスキート」。この作品は小泉今日子さんの初出演映画でもあるのかも。
この映画で内田裕也さんが演じた主人公の、口数が少なく何を考えているのか、何をしでかすのかわからないような男がそのまま内田裕也さんのイメージになってしまっていました。
不思議な映画のタイトルですが、「十階」というのは主人公がマンションの10階に住んでいることから。ひょっとすると、「10階」ではなく「十階」としたのは、十字架のイメージや「十戒」を連想させるためかもしれませんね〜。
タイトルの由来は、「ある時ふっと気が付くと、壁にモスキート(蚊)をつぶした小さな血痕が付いていた。自分の血なんですけどね。僕はロックンロールのナントカなんて呼ばれてるけど、現実には、大きな宇宙の中のちっぽけなモスキートみたいなものにすぎない───、でも人は刺せるよ、というふうな、それがテーマなんです。