2019年12月30日月曜日

「舟歌」


一年の締めくくりの夜は、やはり、この歌だという感じがします。

この夜は大晦日という設定だと思い込んでいましたが、30日の夜だったんですね〜。

独り五郎の墓参をしたあと、連絡船の欠航で所在無い英次は、暮れも押し詰まった三十日だというのにまだ赤提灯の灯る小さな居酒屋「桐子」に入った。女手一つで切り盛りする桐子の店だが、他に客もいない。テレビでは八代亜紀の「舟唄」が流れている。「この唄好きなの、わたし」と桐子は咳いた。自分と同じく孤独の影を背負う桐子に、いつしか惹かれる英次。

それにしても、倍賞千恵子さんのちょっとした仕草の凄いこと。周囲にたくさんのスタッフがいる中での演技とはとても思えないですもんね〜。