機関車は長さ6・5メートル、幅約2・3メートル、高さ3メートル、重さ18・3トン。
長門鉄道(18・2キロ、1956年に廃線)が輸入し、「長門鉄道101号」として18年の開業当時から走ったが、47年に東洋レーヨンが譲り受けて滋賀工場内で稼働。プレートは「103号」に付け替えられたという。64年には宝塚ファミリーランド(兵庫県)に寄贈・展示。同園が2003年に閉園し、加悦SL広場に移った。
道の駅「蛍街道西ノ市」に28日、大正から昭和にかけて近くを走った長門鉄道の蒸気機関車(SL)が74年ぶりに帰還した。
長門鉄道は1918年に開業。下関市の小月(おづき)―西市(にしいち)(旧豊田町)間の約18キロを1時間で結んだ。平均時速20キロ強の低速で走り、「長門ポッポ」の愛称で親しまれた。