スキー場のリフトで20シーズン以上働いていたので、こうしたウェアやグローブ、リュックの紐などの引っ掛かりによる降り損ねは数え切れないほど対処した経験があります w
それにしても、この降り場の係員は眺めているだけで、非常停止ボタンを押そうともしていませんねぇ。
自分が働いていたリフトでは、(上級者や常連であろうとも、引っ掛かりによる降り損ねの可能性はあるので)乗客が降りる際に少しでも慌てた様子を見せたら、その段階で非常停止ボタンを押すように徹底していました。乗り越しを検知し非常停止が働くようになっているバー(横棒)などを、足を上げたり体を横にして通過しようとする乗客もいますし。
折り返し滑車の下に差し掛かって雪面から高い位置で搬器(座席)が止まると、乗客を下ろすだけでも大変なことになります。
自分が働いていたスキー場ではありませんが、子供がしていたネックストラップ状のリフト券ホルダーがいつの間にか背中側に回っていて搬器に引っかかってしまい、降りられないまま首吊り状態となった悲惨な事故があったと聞いています。
リフトから降りる際は、なにかしら引っかかっていないかなど十分に確認してもらいたいものです。