図書館で借りた「コクリコ坂から」のDVDを返却する前にもう一度、観ておきました。
前回観た時に気になっていた箇所があって、それは3人が徳丸理事長に直訴しに行った際、徳丸理事長が松崎海の父親について質問し、朝鮮戦争で亡くなったという話をした時に徳丸理事長が海に「イルエスティ?」と訊ねて、海が頷くというシーンがあるのですが、「イルエスティ?」(あるいは似たような言葉)とは何かということです。
結論から言うと、 「イルエスティ」とは「LST」、つまり戦車揚陸艦のことのようです。
1950(昭和25)年6月25日朝鮮戦争が勃発した。そしてその朝鮮戦争勃発により、アメリカ軍は多くの問題に直面したが、開戦当初から差し迫った問題が1つあった。それは開戦に伴い日本に駐留していた占領軍を、迅速に朝鮮半島に輸送する必要があったにもかかわらず、アメリカ軍にはこれらの兵員、物資を輸送するのに十分な船舶がなかったことである。この問題を解決するためにアメリカ軍が採った方策は、第二次世界大戦の終戦処理として日本政府に貸与していたLST(Landing Ship Tank:戦車揚陸艦)や日本の商船を利用することであった。これらのLSTは日本人が乗組んで運航していた。
この作品は何度観ても感動します。物語と絵の美しさや音楽に加えて、これまでのジブリ作品の、ジブリならではの要素がいっぱい詰まっているということもあるのでしょうね〜。
- Gen's Blog: 「コクリコ坂から」(2018,09,24)