2012年8月14日火曜日

「氷菓」第17話 覚え書き 4 伊原摩耶花

伊原摩耶花って、折木奉太郎とは小学校・中学校の9年間を同じクラスで過ごし、現在も同じ高校に通い、そして同じく古典部に所属しているわけですが、奉太郎の推理能力を知ったのは高校に入ってから、しかも人から教えられて知ったということからすると、人を見る目とか観察力はあまり持ち合わせてはいないのかもしれませんね〜。

「氷菓」第17話において、福部里志が奉太郎の才能に対してどんな感情を抱いているのかを知るという場面が描かれていますが、福部里志に想いを寄せていて、そばにいることが多い割には気付くのが遅過ぎるような気もします。

やはり同じく第17話で、高く評価している「ボディ トーク」の作者が河内亜也子であることを初めて知るというシーンもありました。同じ漫画研究会のメンバーであるのにも関わらず、今まで気が付かなかったというのは・・・。

もっと凄いのは、カンヤ祭の宣伝ポスターと「夕べには骸に」の絵を描いたのが同じ人物である可能性を、千反田えるに指摘されるまで気付くこともなかったということ。漫画研究会のメンバー、しかも「夕べには骸に」が大好きな人間が、絵のことでシロウトに先を越されるというのはいったいどういうことなのでしょ〜か w

実はこの件に関しては、伊原摩耶花はこのポスターをそれまで見たことがなかったということを 仄めかすような予防線が張られているのですが、はたしてそんなことがありえるのかどうか・・・。まぁ、ここは千反田えるの能力の高さを描写したかったということなのでしょうけれども。

こうしたところからすると、Gen's Blog: 「氷菓」第17話 覚え書き 2 天才と凡人で書いたように、やはり凡人を代表してくれているキャラのように思えてきます。