2012年8月14日火曜日

「氷菓」第17話 覚え書き 3 偶然

1回しか観ていないので、勘違いしているところがあるかもしれませんが・・・。

今回の折木奉太郎による真相解明に対して、どこか釈然としない感じがしているのは自分だけでしょ〜か?

自分がそう感じてしまうのは、個々の犯行の具体的な手口が明らかにされていないことに加えて、推理が成立するための過程に偶然的な要素が大きく影響し過ぎているということにあるのかもしれません。

例えば、次の出来事・・・。

  • 姉の折木供恵が「夕べには骸に」をなぜか持参していて、奉太郎に渡した。
  • 伊原摩耶花は、漫画研究会部長の湯浅尚子から「夕べには骸に」の原作者である安城春菜の名前を教えられていた。
  • 千反田えるが、「夕べには骸に」の表紙絵とカンヤ祭のポスターを書いた人物が同一ではないかと気付いた。

これらは真相解明に繋がる重要な出来事ですが、どれもが奉太郎の力の及ばないところで起きています。どれかひとつでも欠けていれば、奉太郎は手も足もでなかったハズ。

奉太郎がいつもの閃きを発動させるにあたって、偶然が上手く重なることが必要不可欠な前提条件だったように感じられてしまうわけで、そのあたりの話の持っていき方にスッキリ感が欠ける原因があるのではないかなァ、と考えているのですが・・・。