ところが、原作の『氷菓』では・・・。
そして千反田えるは、トップクラスのスコアを叩き出す。成績上位者の掲示によると、スコアは学年六位。
- 『氷菓』米澤穂信 角川文庫 p87
舞台となっている神山高校というのは、高山市にある岐阜県立 斐太高等学校がモデル。著者である米澤穂信さんの出身校でもあります。「白線流し」が行われることでも有名ですね〜。
ということで、斐太高等学校の大学進学実績を見れば、学年6位の千反田えるがどのあたりの大学を受験・入学することになるのか、だいたい推測できるのではないかと・・・あまり絞り込んでも意味はなさそうですが w
逆にいえば、成績上位者の進路を見ることで、神山高校が(進学実績という点で)どういう位置にあるという設定なのかを推測できるかもしれません。
ちなみに、えるは2年生から理系に進むと思われます。目指す大学は、やはり農学部系の学部があるところでしょう。家の方針として、進学先は県内限定といったような制約が課せられるかもしれませんが。
著者の米澤穂信さんは、金沢大学 文学部を卒業。でも、金沢大学には農学部そのものは無いようですねぇ。仮に大学に進んだえるを描くとすれば、著者にはゆかりの無い大学がモデルになる可能性が高くなるかも。