2013年7月30日火曜日

『AQUA』第1巻のカラーイラスト


『AQUA』(天野こずえ、マッグガーデン)第1巻の表紙をめくると、この写真のカラーイラストページが出現します。

下半分が水に浸かった廃墟が描かれていて、本編では第4話「猫の王国」の終わりに近い場面で、趣向を変えて猫たちの集会会場として登場します。

アニメだと第2期「ARIA The NATUAL」の第7話「その 猫たちの王国へ・・・」という話に相当するのですが、この場所は出てこないですし、猫たちの集会会場も別の場所に変更されています。

さて、このカラーイラストに描かれた場所のモデルですが、これは「軍艦島」こと端島(長崎県)の廃墟のひとつですよね〜。「軍艦島」で画像検索すると、特徴的な手すりと階段のある廃墟の写真が見つけられると思います。


第4話「猫の王国」では他にも水に浸かった廃墟がいくつか描かれていますけれども、確認はしてませんが、廃墟となった鉱山施設などがモデルとなっているようです。

水に浸かった廃墟というのは、実際には水が透明だということはほぼ有り得ないでしょうし、むしろ恐ろしい感じのするものだと思いますが、絵やアニメだと美しくてワクワクしてしまいます。