2014年9月29日月曜日

水蒸気噴火

噴火前の27日午前11時45分から山体が膨らみ始め、7分後の52分には沈下に転じていた。膨らんだ状態が沈んだ状態に変わった52分に噴火が始まったとみている。
予知連も今回の噴火を「突発的に起こることが多く、予知は非常に難しい」(藤井会長)とされる水蒸気噴火と認定している。

噴火と言っても、マグマが火口まで上昇してくるケースと、地中の水分がマグマによって熱せられて膨張し爆発するケースがあって、今回の御嶽山の場合は後者の「水蒸気噴火」ということのようですね〜。

「水蒸気噴火」の場合は、「突発的」であることと、マグマによる大きな動きが無いために、予知に必要な山体膨張の観測が難しいと。

予知が可能になったとしても「突発的」ということであれば、阿蘇山や桜島などにあるようなシェルターをあちらこちらに設置することが、とりあえずは最も有効な対策ということになるのでしょうか。




追記 1

登山者や観光客が多く訪れる火山では、十分な数のシェルターを設置することはコスト的にもかなり難しいようです。


追記 2

1979年に噴火した際には、こういう報告書がまとめられていたそうです。