「ガチ恋」に代表されるような恋愛対象となる要素を「婚姻」をもってアイドルから排除し、一方で性の匂いをほとんどなくしたことで、もはや残ったのは楽しさしかない、というエンターテインメントを清竜人は直感的に生み出してしまった。しかも、妙な邪気がないので生半可ではなく強度が高い。
引用箇所は、2ページ目です。
ということで、公式動画を。
上記の記事で「清 竜人25」を初めて知り、この動画を観ただけなのですが、アイドルグループそのものというよりも、アイドルを6人も妻としてしまった清 竜人が、自分も含めて7人でアイドルユニットを立ち上げてアイドル活動をしたらどうなるか、という設定でアイドルをしてみせているという、記事中にも「メタ」という言葉が出てきましたけれども、アイドルの意味を問う二重、三重の仕掛けがあるようにも思えます。
だって、アイドル6名の旦那である清 竜人に対して、マジで羨んだり嫉妬したりする人はいないでしょう? 設定を明らかにしたうえで、観客を巻き込んでの一夫多妻劇。アイドルをテーマにしたミュージカルを、アイドルが演じてみせているという感じに近いのかも。
もちろん、彼女たち一人一人をアイドルとして応援するのもおおいにアリでしょうけれど、アイドルでありながらもアイドルの枠に収まりきらないエンターテイメント性を楽しむのが本筋なのかな、という気もします。
それにしても、アイドルって、その魅せ方は出尽くしたものだと勝手に思い込んでいましたが、まだまだあるものなんですね〜。本当に面白いです。
それにしても、アイドルって、その魅せ方は出尽くしたものだと勝手に思い込んでいましたが、まだまだあるものなんですね〜。本当に面白いです。