2015年5月15日金曜日

発砲率

米陸軍元中佐のデーブ・グロスマンは著書「戦争における『人殺し』の心理学」で、まず「人には、人を殺すことに強烈な抵抗感がある」と指摘する。同書によると、第二次大戦で米軍兵士が敵に向かって撃てた発砲率は15〜20%だった。その後、敵を非人間視させる訓練法などにより、朝鮮戦争で55%、ベトナム戦争では90〜95%に高まった。

引用箇所は、2ページ目です。

第二次世界大戦時の発砲率の低さは予想外でした。人間対人間ということであれば、そういうものなのかも。

そういえば、「極道の妻たち 最後の戦い」でしたか、鉄砲玉の若者が、中尾彬が演じるターゲットに対して引き金を引くことを躊躇するという場面があったような。

「敵を非人間視させる訓練」・・・攻撃対象を肉眼で見定めるのではなくて、モニターなどで再現された映像で、あたかもシューティングゲームを行っているかのように狙いを定め・・・みたいなことなのでしょうかねぇ。

それはそうとして、今の自衛隊員って、こういう方向の使命に魅力を感じて入隊したのでしょうか? 入隊希望者数や入隊動機が、今後どのように推移、変化していくのかにも興味が。