2017年5月21日日曜日

不敬


記事の内容ではなくて、寄せられているコメントに注目すると、「不敬」だとか「不敬罪」だとかという言葉が出てきますけれども、「不敬」という概念そのものが、天皇が理想とされている国民との関係のあり方とは相容れない考え方だということには思い至らないのでしょうかねぇ。こういう言葉を得意がって使っている人たちというのは。

絶対君主制など、主権者たる君主と国家の存立を同一視する体制において定められることが多い。現在では、法の下の平等や思想・良心の自由、表現の自由の観点から、君主制を採用している国でも廃止・失効している場合がある。サウジアラビアなどのイスラム諸国やタイ王国は、現在も不敬罪が存在する数少ない例である。