2020年1月11日土曜日

『いまさら翼といわれても』読了


図書館で再び『いまさら翼といわれても』(米澤穂信、角川書店)を借りてきていたのですが、先ほど読み終わりました。

やはり古典部シリーズはいいですね〜。話の展開に加えて各キャラクターの成長の様子も描かれているのが、ミステリーだけに収まらない魅力になっているように感じます。

「わたしたちの伝説の一冊」がやはり感動モノ。そして、表題作の「いまさら翼といわれても」もやはり良いですね〜。

そして、最初に読んだ時は地味な話だなァという印象だった「長い休日」の印象が、今回がらりと変わりました。 折木奉太郎と千反田えるの人としての根幹部分を、これだけシンプルに、でも深く描いている作品は他にないのではないかとも思います。

古典部シリーズを、『氷菓』からもう一度読んでみようかなと考えているところです。