2020年1月1日水曜日

年功序列と能力至上主義


給与面において年功序列がいいのか能力による判断の方がいいのかという議論がおきるたびに思うのですが、特に若い世代の人は年功序列の給与体系のことをイメージでしか把握していないような気がするんですよね〜。

給与における年功序列というのは、勤務している「個人」に対して支払われるのではなく、被雇用者の「世帯」に対して諸条件を考慮して計算されていた給与体系であって、被雇用者「個人」を対象としている能力至上主義とは同列に比較できない給与だという印象があります。

職業能力ではなく、また、年齢や勤務年数の上下でもなく、日本の社会の中心を担っている世帯に多くの給与を支払うというシステムが年功序列だ(だった)と自分は考えています。