2022年7月28日木曜日

田舎暮らし


この手の話題の場合、田舎のイメージや定義付けが人によってバラバラな上に、極端な田暮らしを真っ先に考えてしまう人が続出することが話を難しくしている感じがします。

自分は四国の田舎から東京に出て、さらに信州安曇野にIターンし、妻とともに子育てをしている最中ですが、住む場所を選ぶにあたって重要視したことのひとつが、鉄道の駅に徒歩や自転車で行くことが可能な場所に住むということでした。

引っ越してきたばかりの頃はクルマを持っていなかったこともありますが、例えマイカーがあったとしても、怪我や病気、高齢化、クルマの故障で運転できない可能性もあるわけで、マイカーに頼らずとも気軽に低料金で公共交通機関を利用できる、つまり買い物や病院等に行くことができるということの安心感は他に代え難いものがあると思います。

自然を満喫したければ、出かければいいだけのこと。わが家からだと、ビーナスラインや美ヶ原、あるいは上高地や乗鞍高原などへでもクルマで1時間半も走れば到達できます。かつては東京から訪れていたことを思い返すと、なんと恵まれた場所に住んでいることかと思ってしまいます。

いきなり限界集落に近いような本格的な田舎に引っ越すのではなく、まずは地方都市の郊外に試験的に住んでみるというのが良いのではないでしょうか。