英国伝統の祭り「Guy Fawkes Night」
ガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)は、主にイギリスで毎年11月5日に行われる記念日
1605年11月4日深夜(ユリウス暦)に、翌日に開かれる予定の議会開会式で、国王ジェームズ1世を爆殺すべく、その議場となる貴族院(ウェストミンスター宮殿)の地下に大量に運び込まれた火薬と、その管理を行っていたガイ・フォークスが発見・逮捕された出来事及び、翌5日の夜にジェームズ1世が事件の未遂による自身の生存を祝い、市民たちがロンドン中で焚き火を行って祝った出来事に由来
20世紀に入ると本来の目的は失われたものの、楽しまれる社会的な記念日になった。現在のガイ・フォークス・ナイトは、焚火や盛大な花火を中心とした大規模な組織イベントとして祝われている。
ガイ・フォークス・マスク (Guy Fawkes mask) は、火薬陰謀事件の加担者として有名なガイ・フォークスの顔を様式化した仮面。
ガイ・フォークスの仮面」自体は少なくとも18世紀まで遡るものだが、現在世界的にポピュラーとなった、微笑と紅い頬を誇張し両端が跳ね上がった口髭と細く垂直に尖ったあごひげを生やした様式は、20世紀末にイラストレーターのデヴィッド・ロイド(英語版)がデザインした
21世紀以降、この仮面はハッカー集団アノニマスの有名なシンボルとなり、プロジェクト・チャノロジー、オキュパイ運動、その他の反政府・反エスタブリッシュ運動において、社会的な抗議運動の象徴として世界中で使われている。