15日午前11時ごろ、4人乗りリフトを吊り下げる金属製のアームが折れ、乗っていた3人が約2メートルの高さから雪の上に落下しました。3人はリフトに乗った直後で男女2人が頭や手を打つなどしました。
以前働いていたスキー場では搬器の落下こそありませんでしたが、セーフティバーの破断は3回ほど見つけたことがあります。新品に交換するとともに、索道技術管理者がメーカーに報告。いずれも金属疲労なのではということでした。
リフトの点検は毎日行っていたということですが、自動循環式リフトの握索装置周辺や座板、背もたれ部分はともかく、搬器のアームについてはいちいち調べていられないというのが実情ではないでしょうか。
スキーが人気だった頃に一斉に増やしたリフトが、現在では架け替えどころかメンテナンス費用の捻出にも苦労する重荷と化しているケースは多いと思います。事故が増えなければいいのですが。