2017年10月31日火曜日

「新婚さんいらっしゃい!」の文枝師匠の椅子

本来椅子とはどんなに安いものでも高級品でも『お尻の下でしっかり安定しているべきもの』です。転びやすい椅子なんてありえません。そんなものは欠陥商品です。ただ『新婚さん』の場合は、転びやすいということが逆に絶対に欠かせない条件となってしまい、いくら探し歩いても、そんな商品は見つかりませんでした

それはそうですよね〜 w

たかが椅子です。長年愛着をもって使ってきましたが、何の変哲もない単なるモノに過ぎません。テレビの美術セットや小道具というものは、あくまで出演者を引き立てるための脇役であり、その存在は目立たなくてよいと思います。文枝師匠がいつまでも上手(うま)くコケ続けていただければ、椅子は役目を果たしていることになります。

美術担当の人らしい言葉ですけれども、その目立たなくてもいいはずの脇役の維持管理にどれだけ努力されているか、ということでしょう。

美術的骨董的な価値は無くても、こうした多くの人の思い出となるようなモノって、いずれ用済みとなった時に保存展示されるような行き先はあるのでしょうかねぇ。