ある特定の日を年のはじめと決めるのは人間の都合にすぎません。それも「夏至」や「冬至」のように自然現象ではっきりと定義できる日にするのではなく、戦争や政治上の都合でそうなったに過ぎないものだったりします。
ローマ時代初期には冬の間の日付が無かったというのは、なかなか面白い話でした。
農耕だけではなく、あらゆる職業の人が春の訪れまで活動を控えてじっと過ごしていたのでしょうかねぇ。冬季には冬ならではの狩猟、つまり動物の移動の時期を把握する必要性もありそうなものですが。
冬至はわかっていたわけですから、公的な暦ではないものの、民間レベルでは冬季をカバーする暦が普及していたのかも。