『遠まわりする雛』(米澤穂信、角川文庫)を読み終わりました。
再読ですけれども、読み終えてしまうのが名残惜しくて、最後の「遠まわりする雛」は随分と日数をかけて読んでいました w
「遠まわりする雛」の終わりのほうで、折木奉太郎と千反田えるが縁側に腰掛けて話をする場面があります(←最初は立ち話ですが)。アニメは少し異なる演出になっているのですが、いずれにしてもこの二人の会話の場面は本当に名シーンですよね〜。
えるの地元に対する真摯な想いが、のちの『いまさら翼といわれても』に続くことになるわけで。
ミステリでありながら謎解きで終わらせるだけでなく、これほどまでに素晴らしい描写で締めくくられた物語は、アニメの最終回とともに宝物的な感じがします。
そろそろ、新しい古典部シリーズの作品が発表されないものでしょうかね〜。
アニメを紹介する1枚目のカバーの裏側は、折木奉太郎と神山高校1-B教室の設定資料となっています。
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