2021年12月14日火曜日

白須賀宿


買ってきた永谷園「お茶づけ海苔」に入っていた歌川広重「東海道五拾三次カード」は、「白須賀 汐見阪図」でした。

手前の下半分を半円状にくり抜いたように丘陵を描き、その奥の坂道を大名行列の一行が列をなして進む。
行列の一行が担ぐ荷物の中の赤い2つの狭箱には、広重の「ヒロ」を表す紋様があしらわれており、こうしたさりげないところに広重の遊び心が垣間見える。


白須賀宿(しらすかしゅく、しらすかじゅく)は、東海道五十三次の32番目の宿場である。現在の静岡県湖西市白須賀。遠江国最西端で、且つ、現在の47都道府県でも静岡県最西端の宿場町である。
元々は海岸近くにあったが、宝永4年(1707年)に発生した宝永地震と津波により大きな被害を受けたため、その後潮見坂の上の高台にある現在地に移された。天保年間の記録では旅籠が27軒と、宿場としては中規模である。